イモビカッターに対応する新技術とありそうでなかったロック方法
イモビカッターに対応する新技術とありそうでなかったロック方法
自動車のエンジン始動に関してイモビライザーが導入され始めたのは、2000年前後のことです。
当初は絶対安心な自動車の鍵のシステムとして認識されていたイモビライザーですが、最近ではそれほど万能だともいえない状況となってきています。
昔は超高級車しか搭載されていないイメージのあるイモビライザーですが、最近では
汎用車や大衆車でも採用されているので、多くの車ユーザーにとっては手軽に防犯システムを
搭載できている事になります。逆にいえば、鍵紛失やイモビライザーを無くしてしまう事に
よるリスクも大幅に増えているとも言えます。自動車保険適用では、鍵開けなどまでで、
殆どの自動車保険会社はイモビライザーに対する対応は有料作業となります。また、
イモビライザーや盗難防止装置付きという事で保険が安くなるパターンもありますので、
自分の保険が現在どのような形になっているかも確認が必要かもしれません。
イモビライザー付き車両の盗難手口
イモビライザー搭載の車の盗難被害には「イモビカッター」などと言われる装置がよく利用されます。
このイモビカッターを利用すれば、特定車種のイモビライザーを無効にすることが可能になります。
イモビカッターを使った盗難手口の場合、特定の車種を狙い撃ちでターゲットにすることが多いようです。
また、もっと原始的で高価的な方法として、車のコンピューターをあらかじめ準備しておき、コンピューターごと入れ替えることによって簡単に車を盗み出すという方法です。
これらの手口を使われるといかにイモビライザーが搭載されている車であったとしても簡単に盗まれてしまうことがわかります。
レクサスのリモートサービスがすごい
レクサスに搭載されている、G-Securityという機能は遠隔操作で車のエンジンの再始動を無効にしたり、ハンドルロックを解除できなくする「リモートイモビライザー」を含むさまざまなサービスを受けることができるのです。
たとえば、車を盗もうとしたり車上荒らしを行おうとして、カーアラームが鳴った際、利用者にメールと電話で通知し、警備員を派遣することが可能です。
また、ついうっかり鍵をかけ忘れたりハザードランプを点滅させっぱなしにしていた場合も携帯電話から車の状況を確認して、ドアロックやハザードランプの消灯など行うことができます。
G-SecurityはGPSも搭載しているので、万が一車が盗まれてしまった場合についてもその位置を把握して、警備員を派遣したりできるのです。
意外と原始的なOBD2ポートロック
車にはコンピューターに接続できる端子としてOBD2というポートが備わっています。
窃盗犯がイモビカッターなどを使う場合、このポートから車のコンピューターにアクセスして情報書き換えることによってイモビライザーを無効化します。
このOBD2ポートを物理的にロックしてしまう商品も存在しています。
OBD2ポートに蓋をつけ、鍵をかけることによってコンピューターへのアクセスを防ぐわけです。
この方法であれば、OBD2ポートを搭載しているほとんどの車に対応可能な汎用的な盗難防止装置ということができるでしょう。
ハイテクから原始的な方法まで様々な盗難防止方法
このように、レクサスのG-Securityのような自動車メーカーという立場から全般的に車のセキュリティをおこなうものからピンポイントで盗難防止対策を行うものまで、まさに世の中には多くの盗難防止対策グッズが存在しています。
盗難防止対策のためにレクサスを購入するのはナンセンスですが、このような盗難防止対策があることがレクサスの価値を上げることは確かです。
物理的なポートロックの方法も、思いもつかない方法で窃盗犯を諦めさせるきっかけになるかもしれません。