車のキーで保険が安くなるって?
車のキーで保険が安くなるって?
自動車の任意保険は毎年の更新毎に出費がかさむのでできる限り安くしたいものです。
自動車保険をできるだけ安くするためには、安い自動車保険が医者を探すのも重要ですが、割引対象をできるだけ多くするのがポイントです。
ここでいう「割引対象」とは、新車に対して割引のある「新車割引」や、エアバッグ搭載車に対して割引される「エアバッグ割引」などのことです。
自動車のキーが割引になるって?
実は、自動車の鍵の種類によって任意保険の割引が適用されることがあるのです。
その割引とは、ずばりイモビライザー搭載車の割引「イモビライザー割引」です。
現在は、「盗難防止装置割引」として、盗難防止装置が付いている車の車両保険を割り引く制度となっている場合もあります。
イモビライザー割引は、2002年1月以降の自動車保険に適用され始めた割引で、イモビライザーが搭載されているの車両保険を3%程度割り引くというものでした。
それは、自動車の盗難によって自動車保険の支払いが課題になっていたという背景から、自動車の盗難に対して対策が取られている車については保険料を割引しようというものでした。
現在では、イモビライザーの普及率が高まったことと、イモビライザーが搭載されていても、新しい技術で簡単にイモビライザーを解除してしまうことができるために、割引を行なっていなという保険会社も存在しています。
イモビライザー搭載で保険が支払われないという悲劇
イモビライザーが普及し始めた頃、保険会社はイモビライザーを万能のセキュリティだと勘違いし、イモビライザーが搭載されていたのにもかかわらず盗難の被害を受けたという車に対して、「それは保険金詐欺だ」として補償金を支払わないという対応を行いました。
当時はそれほどイモビライザーが万能だと思われていたのですが、せっかく保険をかけていたのにもかかわらず補償金が支払われないというのは悲劇以外の何物でもありません。
実際に、保険の不払いとして訴訟にもなったこの問題は、結局裁判所が保険会社に対して補償金の支払いを命じるという結末となりました。
エンジンが始動できなくても車は盗まれる
確かにイモビライザーがある車とない車では、盗まれやすさが違うことは事実です。
しかし、エンジンがかからずとも車をレッカーして運び去ってしまう窃盗犯や、イモビカッターなどのイモビライザー対策の窃盗道具を持っている窃盗犯には無力なのも事実なのです。
盗難防止装置で安心してはいけない
イモビライザーを始めとする防犯装置は「盗まれにくくする」効果はあっても盗まれることを完全に防止することはできません。
盗難防止装置が付いているからといって、安心してはいけないのです。
車が盗まれないように日頃から注意をしておくことが重要です。
この機会に自動車保険を見直す方はこちらも参考にしてみてください。